これまでコンスタントに7枚のAlbumのリリースを重ねて来たNORIKIYOが早くもNew Albumとなる8枚目の作品を完成させた。「馬鹿と鋏と」と名付けられたアルバムは「馬鹿と鋏と?」その「?」の中には何が当てはまるのか? それをコンセプトに作られたアルバムだ。聴いた人々にそれを問いかける内容となっている今作。様々なトピックに多角的、時に辛辣に切り込むその歌詞の洗練さは更に増し、歌のサビが多く聴きやすいのも特徴だ。客演に招いた盟友「般若」とのコンビネーション、そして自身初めて客演に招いた「AK-69」との辛辣さと暖かさがケミストした曲やシンガー「ACHARU」を招いた2曲。そしてサビがない曲 (錆びない曲) ”墓石屋の倅” では地元相模原の先輩でもある「DJ SOMA」によるスクラッチとNORIKIYOのAttitudeが前面に感じられる歌詞 (自身はこの曲が俺のストライクゾーンのど真ん中と語る) が光る曲や、”Elevation”という曲では以外(?)にもWest CoastのHiphopをフォローするトークボックス奏者 (DJでもある)「DJ DEEQUITE」の演奏と温もりが溢れる歌詞が疾走感があるトラックにマッチして新しいテイストになっているのも聴きどころだ。よく色々なアーティストが「捨て曲なし」とか言うのを耳にするが 、NORIKIYOが「全13曲、マジで捨て曲なし」と語るのは信頼するに価するし、今作が新たなクラシックとなる道を走る事は間違いない。スタートは2018年9月28 日(金)。あなたの耳から心へと駆け抜ける今までにない爽快感のある作品だ。
-トラックリスト-
01. 馬鹿と鋏と
02. 花火
03. Same Shit
04. 可哀想な人達 feat. AK-69
05. 墓石屋の倅 feat. DJ SOMA
06. 三行半 feat. ACHARU
07. Last Dance
08. 山手線
09. 暁 feat. ACHARU
10. Elevation feat. DJ DEEQUITE
11. Grinding Grinding feat. 般若
12. My Shot
13. 兎に角笑えたら